かやかべクリニック
群馬県渋川市白井2277-1

クリニック案内

アクセス

  • 電車
    最寄り駅:JR上越線渋川駅 2.7km
  • バス
    渋川医療センターバス停 150m(渋川駅⇔渋川医療センター約10分)
  • 自動車
    関越自動車道渋川伊香保インター 4km

ごあいさつ

医院名
かやかべクリニック
院長
加家壁 正知
住所
〒377-0204
群馬県渋川市白井2277-1
診療科目
整形外科・リハビリテーション 他
電話番号
0279-26-8400

過去のホームページ

当ホームページにお立ち寄りありがとうございます。

2024年4月1日より渋川医療センターの門前で開院すべく準備しております。

なぜ病院の前でクリニックを?

 医療政策は毎年4月、特に偶数年は大きく改定されます。整形外科を受診した際に「湿布は最大9袋まで」といわれるのもこの政策によります。同様に、「大きな病院にかかってもすぐに近くの病院に紹介される」といわれるのも、渋川医療センターのような病床400床以上の特定機能病院は、紹介や逆紹介の割合が40%未満になると診療報酬が減算されてしまう、すなわち同じ仕事をしても大きく減収されてしまう仕組みになっているためです。ゆえに手術など治療が一段落するとクリニックや診療所などに転院する必要に迫られるため、これが「大きな病院では続けて診てもらえない」といわれる由縁です。
国の医療政策に従うため、速やかに他院へ紹介されますが、一方でこれは急性期・特定機能病院などが担う高度で専門性の高い医療を守るためでもあります。逆に慢性疾患や継続的な管理はクリニックなどのいわゆるかかりつけ医が担うようになり、この方針は都市部では以前から明確に進められておりました。

 渋川市は人口7万人に対して整形外科クリニック数も多くないため、都市部のようにこの政策を徹底することは困難なこともあり、渋川医療センターで可能な限り診療してまいりました。私自身2013年1月より西群馬病院で整形外科を立ち上げてから、10年にわたり診療している方も多くいらっしゃいます。そのため、渋川医療センターのサテライトとしての役割を持ち、今後も治療を継続していくための最適な環境と考え、渋川医療センターの門前で開院することと致しました。

 なお、渋川市内でも旧子持村地区は農業の盛んな地域であり、この地でクリニックを設立するために地主の方、渋川市や群馬県の農業委員の方にも多大なる労をおかけしました。本当に感謝しております。

これまで渋川医療センターで行った手術後の対応やこれからの手術は?

 週に1回、渋川医療センターで手術を中心に引き続き診療させていただく予定でおります。入院手術についても、渋川医療センターのすぐ前で診療しておりますので、速やかに対応可能と考えております。

MRIやCTなどの検査は?

 クリニックにはレントゲンと骨密度測定、エコー検査、神経伝導速度測定装置は設置する予定です。なお、渋川医療センターの画像診断装置は群馬県内でもトップレベルのMRI(3.0T)2台とCT2台稼働しております。これらの検査はその機器の能力に大きく左右され、病態の検知能力に非常に大きな差が出てきます。また、渋川医療センターでは放射線診断の先生方に質の高い画像診断(読影)をして頂いて参りました。これまでと同じく高品質の画質と確度の高い読影結果を基に診療を継続すべく、共同利用の形をとらせて頂く予定です。

かやかべクリニックの方針

 私自身の整形外科治療に対するポリシーとして、特に手術の手技においては、研鑽を積み、最高の結果を出すための努力を継続することを信条としておりました。そのため、これまで全国の一流の施設や先生にご指導を仰いで精進してまいりました。しかし、手術のみで治療を完成させることは難しく、手術前から積極的なリハビリを行い、術後も独自の工夫を加えることで日常や仕事に少しでも早くスムースに戻れ、そして笑顔で生活できるようにというテーマを柱に治療してまいりました。15年来の盟友であるリハビリの田村剛志君(現渋川医療センター作業療法士長)と共に、なかなかうまく治らない患者さんの治療法について運動療法から手術法まで、深夜に及ぶディスカッションを度々行い、工夫を積み重ねて参りました。その中で、ばね指や母指CM関節症など手の領域をはじめ様々な領域で手術を回避するための運動療法を考案することで、これまでより手術を回避できる方が増えてまいりました。これからも積極的に勉強と工夫を積み重ねていきたいと思います。

 我々は、患者さんは勿論のこと、働くスタッフが明るく健康で過ごせることが患者さんにも良い結果をもたらすと考えております。故に、スタッフが笑顔でまた親身に皆さんに接していけるよう努力して参ります。

最後に

 恥ずかしながら全く資金のない中での立ち上げとなりました。いわゆる整形外科のクリニックにあるような”デンキ”や”ウォーターベッド”などマッサージ機器(物理療法)などは設置しておりません。このような処置がご希望の方はあらかじめお申し出いただければ他院ご紹介にて対応いたします。また、スタッフを大勢雇える資金もございません。少数のスタッフで対応するためお待たせしてしまったり、不手際など多々ご迷惑おかけしますが、何卒ご容赦頂きますとともに渋川の地でともに歩み続けましたら幸甚です。

開院にむけ、情報等追加の際には更新させて頂きます。

加家壁 正知